ちえちゃんのこと(2)

  • 2016.11.14 Monday
  • 20:39
さんざん悩んでアンジェリーナでモンブランを買った。
それから向日葵に似た花のブーケ。

知らない街を
バスで走る。

会ったら泣いてしまうのかなぁ、と思ったけれど
「まりちゃん!よく来たねー」
嬉しそうな笑顔につられて笑ってしまう。

鼻から管。
ニット帽。
細い手足。
「こんなんなっちゃった」
と言うけど、ぼやける。
私には、ちえちゃんでしかない。

モンブランを舐める用に、四つ葉のクローバーがついた陶器のスプーンも持参。
でも看護師さんからは「NG」・・・。
「飲み込まないから!舐めるだけだから!ね!」
一緒に訴えたけどダメだった。
校則違反の特例申請する女子高生みたいですごく可笑しい。
可笑しくて悲しい。

「剛ちゃんのお相手には誰がいい?」
とちえちゃんが聞く。
「そのコートいい色だね」
とちえちゃんが褒めてくれる。
「仕事多すぎじゃない?」
とちえちゃんが心配してくれる。
あの頃みたいに。

「ねぇ、私、死んだことに気づかなくて幽霊になっても仕事してたら言ってね。あんた、もう死んでるよ、て」
映画「ゴースト」が流行ったときに笑いあったことを思い出す。

「まりちゃん、私が気づかなかったら言ってね」
「やだよ、もったいない」
こんな時正しい答えは何なんだろう。

久々に会えた事実にシンプルに嬉しくなるときがある。
昔話が止まらない。
可笑しくて涙が出る。

「肉食べに行きたかったよー」
「パンケーキ行かなくちゃ」
の合間に
「お葬式はさ、家族だけでやろうと思って」
などと言う。

会社に対してダメ出しをしながら
「この期に及んでナンだけどね」
と言う。

ずっと隣にいたいけど
「暗くなるから帰りな」
と言われて
「じゃあまたね」
と立ち上がったら、握手を求められた。

声にならない声で言う。
「夢を見るの。私たち女子高生なの」

「まりちゃん、ありがとうね。
出会えて良かった。
一緒に働けて良かった。ありがとう」

私は返事が浮かばない。
浮かばないから「ごめんね」と言ってしまう。
何も出来なくてごめんね。
泣いてごめんね。
パンケーキの約束、ぐずぐずしててごめんね。
上手いツッコミが出来なくてごめんね。

病室が4人部屋だったから
声を殺して泣いた。
手があったかくて
「お願い。死なないで」
て思った。

ふたりで鼻をかんだ。
鼻セレブ。
「パンダかな」
「うさぎだよ」

ふりしぼって
「また来る」
と笑った。

また、会えますように。
まだ、会えますように。



だんだん夜になってゆく。



そうっと夜になればいい。
そうっと朝になって
そうっと明日になればいい。
そんなふうにして、どうか、まだ、そこにいて。

知らない街をバスが走る。
悲しくてたまらない。

剛くんの声で「テレパシー」が聞こえる。
どうして「バイバイ」なんて言うの。

ちえちゃんのこと(1)

  • 2016.11.14 Monday
  • 08:56
花椿が復刊した。

編集意図とはお構いなしに
わたしはわんわん泣きたくなった。
いい大人だし
外だから
泣けなくて
天井を向いて黒目をグリグリ動かして
涙を落とさないようにした。

巻頭の、おんなのこ2人が歩道橋にいる写真と最果タヒさんの詩に
わたしとちえちゃんを重ねあわせてしまったんだ。
(タヒさんの詩は全部が良くてひとつだけを摘みあげるのは難しい)

「花椿」が好きだったちえちゃんを、病院に見舞ったばかりだったから。

ちえちゃんがわたしの夢を見ると言い
「ふたりとも女子高生なの」
とLINEしてきた夜。
その日は、産休中の後輩が「赤ちゃんの名前」を知らせてくれた日でもあった。

歩道橋にならぶ若いおんなのこふたりと、赤ちゃんからはじまるタヒさんの詩。

最初ちえちゃんは「お見舞いに来て」とは言わなかった。
わたしと働いた日々が楽しかった、
わたしと会えてよかった、
ありがとうね。
と送ってきた。

「ありがとう」と言われる資格がないくらい自分が薄情な気がした。
こんな日が来ることを考えないわけではなかった。
知ってたじゃないか、と思う自分と、そんなことを想像してしまった自分。

ちえちゃんとわたしとカオリンゴと3人でパンケーキを食べに行こう、という約束がそのままになっていた。
私はドリフェスを楽しんでたし、
ちえちゃんのぶんまで頑張る!と誓った仕事に疲れていたし、
森田剛と宮沢りえの熱愛報道にザワザワしていた。
わたしがわたしの生活しか見ていなかったから、ちえちゃんがひとりで悪くなってしまった気がした。

「会いにいってもいい?」
「意識があるうちに会いたい」

「何か欲しいものある?」
「いらないいらない。胃も機能してない。腸もないから点滴なんだ」

パンケーキ、なんで行かなかったんだろう。

「じゃあ手ぶらでいく」
「うん。まりちゃんだけでいい」

「モンブラン」
「?」
「モンブラン食べたい。呑み込んだらいけないから口に含んで出さなきゃならないけど」

ああ、秋だね。
季節はこんなにも巡って。

わたしは思いつく限り美味しいモンブランを持っていこうと思う。
みゆき館か、アンジェリーナか。
それとも、小さい頃に食べたような、栗きんとんみたいな素朴なほうがいいのか。

秋の夜空。
栗の甘露煮みたいな月。

なぜ晴れないの

  • 2016.10.28 Friday
  • 21:57
恥ずかしいから畳みます。
続きを読む >>

コメレス

  • 2016.10.28 Friday
  • 08:10
アリシマイチコさま

読んでくださりありがとう〜。
会場でもよぎりましたよ、すばるくんとイチコさん(セットで!)。

バンドのTOKIOや、
ボーカリストすばるくんならすんなり受け入れられるだろうけど
アラフォーアイドルのV6でも受け入れてもらえるのかな・・・とドキドキでしたよー。
みなさん、優しかった!
楽しんでくれてました。

ドリフェス(3)

  • 2016.10.26 Wednesday
  • 21:53
※有益なレポはありません

ドリフェスで「V6良かった」という方が「ライブDVD買った」とツイートしていて、嬉しかった。
「ワンマンのコンサート行きたくなった!」とか「もう1度見たいなー」という呟きにもたくさん「いいね」がついている。
「困るんだよね、新参者が増えると。チケット取りにくくなるじゃん!」
なんて人がいない(たぶん)
V担の、そんなところが好き。

「ファンの皆様に育てられた」なんて表現があるが、V6は私たちファンを育ててくれたような気がする。
社風や校風がだんだんと作られていくように、
フェス会場の雰囲気を作ってくれたように。

さて。いちおう続き。

■レキシ
「V6と源ちゃん終わったけど大丈夫?」みたいなことを言って会場は笑ってた。

私たちのほうがフェスに参加させてもらった、という気持ちでいたのに
なんだか申し訳ないなぁ、
エレカシやいきものがかりのファンの方に失礼じゃないのかなぁ、
気にしぃな私。

とはいえ、確かに
「V終ったら帰る?でも星野源はちょっと見たいかな」
とは過ぎった。

でも、トップバッターのVが
「このあとも楽しんで!」と会場をひとつにしてくれたので
ゴソッとひとが減る、なんてことはなかった。

「Mステには出たことないけどタモリ倶楽部には出てる」
というレキシさん。
ファンキーだった。
照明が私たちの席を直撃して
「眩しくて目があけてられない」
と目を瞑っていたら・・・ちょっと寝てしまった、ゴメンなさい。

「ウチの甥っ子に似てる」と、会場にいた男の子がイジられてて可愛らしかった。

ペンラではなく、稲穂を振るらしい。2本セットで600円。
持ってないひとは手を稲穂のようにして!とのこと。
♪うぉーおーおー、さ、こんなふうに踊ろう
らんららんらーらん、イネに見えるかーらー

Vは14曲を歌って踊ったけど
レキシさんは4曲で持ち時間を終了。
アーティストそれぞれだ。


■PUFFY
ホント申し訳ないけど
Vと星野源じゃない時になんか買いに行こうかな、て思ってた。
(結局、飲まず食わずで最後までいたんだけど)
「アジアの純真」とか「渚にまつわるエトセトラ」とか、懐かしいけどまぁいいかな、て。

でも「サーキットの娘」で、
わお、かっこいい。
あれ?PUFFYってこんなに上手いんだ!てびっくりした。
声がスコーン!と突き抜ける感じ。
歌詞もガツーンと聞こえてくる。
そして、今聞いても意味不明。
だけど、今聞いても魅力的だった。
「これが私の生きる道」なんか、
あれから20年近くいきちゃってるからしみじみ聞いちゃった。

どの歌も懐かしい。
どのアーティストも
「はじめまして」の人でも楽しめるようなセトリになってる。
キャリアはVと同じくらいなんだって。
当時は、もっともっとユルユルに見えたけど、中年(失礼)となったPUFFYはすごくパワフルでビューティフルだった。

トークも健在
パパパパPUFFYまんまだ!

由美ちゃんが
「V6さんのステージに度肝を抜かれた!あれがプロ」
と感心すると
亜美ちゃんが
「衣装、絶対暑いよね」
このままいくと「ミエと良子のおしゃべり泥棒」みたいになりそう(知らないよね?)

■エレファントカシマシ
会社に何人かいるのです、エレカシファン。
ここまでのアーティストは
「みんな、V6のファンなの?」みたいな自虐ちっくな問いかけがあったのだけど(サイリウムやペンラのせいだよね)
宮本さんはグダグダ言わず「どうぞ、お見知りおきを!」と、CMやドラマで聞いたことのある曲を中心に歌ってた。

この日のラインナップほんとにいい感じだったなー、とつくづく思う。
誰一人アウェー感なんて持たない。
「他のグループのファンのヤツらに俺らの盛り上がりを見せつけてやろうぜー!」
みたいな青臭さが一切ない。
「はじめまして」と言いながらやたらと余裕がある。

トップバッターのV登場に「キャー!ごうくーーーん」と叫んでしまい「しまった!」と思った私だけど、
「宮本ー!」というコールもたくさん耳にしたので安心した。

■いきものがかり
ようやく私の前の席の彼女が立ち上がった。
首に巻いていたタオルもブンブン回してた。

先日、いきものがかりのリーダーと西川美和監督との対談を見たばかり。
自ら「大衆歌」と言いながら、エゴサしては「個性がない」という書き込みにに凹んでしまう、と話し
西川監督に「私は気にしません!」と笑われてた。

たくさんの人と共有したい。
たくさんの人に愛されたい。
そんな正直な気持ちが、一般人である私たちに、響くんだろうなーと思った。

ここだけはトリなので、Wアンコールがあった。
「最後はみんなで」なんてゆー淡い期待もしてみたが、もしも私がマネージャーだったら3時に出番のあったアーティストを9時半にもう一度出すことはしないよな、と苦笑い。


V担以外のみなさんも言うように
「Vのコンサートが見たい」
と心から思った。
お留守番をしなくてもいいように、たくさんの会場を回ってほしいな。

ドリフェス(2)

  • 2016.10.25 Tuesday
  • 22:13
※有益なレポはありません

昨日一日、こーふん醒めやらぬ・・・だったけど、少し落ち着いたら頭の中が
「カニ食べに行こう〜」がグルグル。

■星野源さん
「喫茶店で、星野源さんですよね?ファンです、と声をかけられて顔を上げたら三宅健くんだった」
と話してくれた星野源さん。

これは昔聞いた話。
真相は定かでないが。
星野源さんがSAKEROCKで活動してた頃、「源くんかっこいい」「源くん可愛い」とライブにくる女性ファンが増えてきて、当時の星野源は客席に背中を向けたままライブをしたことがある、らしい。
ソレを聞いてから、どうもあんまり好きじゃなかった。

でも「11人もいる!」も好きだったし
「逃げ恥」のヒラマサさん役も上手いので、ライブは見てみようか、という気持ちになった。

ギター1本のアコースティックライブ。
ひとり家に帰ってきてギターを爪弾く、しがないサラリーマンのてい、とな。

ものすごく
良かった。

ギターの音色がとても素敵だった。
「逃げ恥」のアコギバージョンも沁みた。

歌詞のテロップはなかったけれど、
しっかり歌詞が伝わってきた。

〜髪の毛の匂いを嗅ぎあって
くさいなあってふざけあったり
くだらないの中に愛が
人は笑うように生きる

という歌い出しの
「くだらないのなかに」という歌を聞いていたら、涙が溢れてきた。

愛する人とふざけ合うさま。
無意味でくだらないやりとり。
そこに「愛」がある、という歌だったと思う。

箸が転げても可笑しかった10代の頃、歴代の(そんなに居ないけど)彼との日々。
バカバカしいことでキラキラしていた。

歌のように、
娘がまだ小さかったころ、
汗をかいた頭に鼻をうずめて
「くさいね」って笑ったときのことを思い出した。

ぼんやりだけど、
わたし自身が小さかったころ、
父が生きていて、くだらない冗談やおかしな絵を描いて笑わせてくれたことも。

その歌を聞いていたら
私は幸せだったなぁ、と涙が出てきた。いつの時代もちゃんと愛に包まれてたなぁ、と。


「V6が凄かった」と
たくさん呟いてもらえたけれど
ギター1本であんなふうに心を鷲掴みにした星野源さんも凄いよなぁと感動した。

健くん、共演できて良かったね。

ドリフェス(1)

  • 2016.10.24 Monday
  • 20:33
※有益なレポはありません

■天の声
一週間前に友人から
「チケットの譲り先を探してる人がいる」
とLINEをもらい、即「行く!」とお返事しました。

チケットがハズレると
「自分の『思い』が弱かったんだ」と無駄に反省してしまう私。

むりやり自分を納得させようとする。
「今回は縁(運?)がなかった。次に回そう」と言い聞かせる。

〜むしろハズレて良かった。
だってドリフェスは「Vのワンマンじゃない」から。
6組もアーティストが出て、半日拘束される。
しかも一万円以上するんだよ?
ここで運を使わない方が良くない?
いーの、いーの、ハズレでいーの。〜
そんなふうに自分に言い聞かせてた。

でも、10日に娘とJUMPコンに入ったら、楽しくてかっこよくて
切なくなった。

「見たいよぅ、V6」
「羨ましいよぅ、ドリフェス」

きっとJの神様がどこかで聞いていたに違いない。

■優しさの連鎖
原宿駅で女神様と待ち合わせた。
プラチナチケットだ。
高く買ってくれる人だっていたろうに、ありがたかった。
「V6の好きな方に見て欲しくて」
と言ってくれた。
手数料がわかるようにレシートも同封されていた。

「V6のファンの方にもお会いできて嬉しい」
と言われ、ジンワリした。

私も、こんなふうにやさしくしよう、とJの神様に誓った。

■アウェー?
ウチワはやめたほうがいい、と聞いて棚へ戻した。
アニバコンのペンラが儚い光だったので、ボタン電池をコンビニで四つ購入した。

赤のトップスと
グレーのVANSのスニーカーで
剛くんの「気分」をとりいれてみた。

「Vは最後のほうだろう」
とふんで、会場で電池を入れるつもりでいた。
9時終了予定と聞き、先は長いなぁと思いながら会場へ。

電池入れるヒマなかった。

まさかのトップバッター。
モニターに「V6」と表示され、会場中が大歓声。
私の前の方は「いきものがかり」のタオルを首にかけていたが、そ、それなりに喜んでいる様子。
ブーイングもない。

このイントロは!
「Music for the people」

凄い歓声。
うわー。みんな笑顔になってるー。
受け入れられてるーーーー。

「TAKE ME HIGHER」もノリノリ

Twitterでも
「ティガ聞けてアガった!」
という呟きをみつけた。

大好きな曲が続く。

MCでは、男性の歓声がいいね、とか、世代アンケートで盛り上がる。
ああ、イノッチを嫌いな人なんていないんだろうな。
いや、6人とも「あの人嫌いなんだよね」と言われる気がしない。
曲でも喋りでも1万1000人を鷲掴み。

「fake」「will」の演出がこれまたステキ。
もう、このあたりでチケット代のもとをとった気がした。

衣装もキラキラしたものに替えて
「Beautiful World」
「over」
「wait for you」
「Darling」・・・と怒涛のようなVワールド

トロッコも登場し、2階からもよーく6人の笑顔が見えた。
手を振りあった。
目の前のいきものがかりファンの方もニコニコしてた。

誰もが笑顔になる「愛なんだ」
ベタだけど、鉄板だけど、
全員が大満足の「WAになっておどろう」でステージは終わった。

「わー、楽しかったねー」という声が聞こえてくるようだった。

たぶんウチワでも大丈夫だった。
(他のグループだとわからないけど)

「会場ぜんぶVさんのファンみたいだった」と言ってる人もいたけど、
たぶんVさんの持ち時間にそうなったような気がする。
星野源くんのファンも、いきものがかりのファンも、エレカシのファンも、その時間だけはそのことを置いておいて
Vコンを楽しんでいた。

ひとつになれたので、そのあともみんなで、みんなの好きなアーティストを楽しめた。

その空気を作ってくれた。
やっぱり「トリ」より「トップバッター」で良かったんだろうなぁ。

「Vが終わったから帰る」
という人もいなかった。
みんながVを楽しんでくれたので、私たちもこの後の時間を楽しもう!という気持ちになれた。

毎回同じこと書いて申しわけないけど、
しみじみ
ほんっとV担で良かった。

幸せであるように

  • 2016.10.01 Saturday
  • 18:13
撮影の仕事で来たモデルちゃんが
知っているひとに似ていてハッとした。

長い黒髪と、白い肌。
用意された衣装は真っ赤なドレス。
モデルちゃんはまだ20代前半で
私が思い出したその人はもっとオトナだけど。

メイクルームのモデルちゃんに
「おはようございます」
と声かけたら
「すてきな声ですね」
と言ってくれた。
たとえお世辞だとしても嬉しい。
この撮影は上手くいくだろうなぁと思った。

彼女に似た私の友だちは・・・友だちと言っていいのか、ちょっと自信ないけど、
たおやかで繊細なひとだ。
「好き」と「きらい」がはっきりしていて、それをちゃんと自分の言葉で伝えられるひと。

ご家族の介護がたいへんになってしまったのか、
お仕事が忙しいのか。
近況はわからない。
お元気だといいな、と思う。

私は妄想癖があるので、
今、その人が泣いてるんじゃないか、
というか
泣きたいのをこらえてるんじゃないか。
泣きたくなるくらい何かに苛立ってないか。
などと妄想してはドキドキしてしまう。

介護は、そしてそこにまつわるアレコレは、
とても気が滅入ることばかりで、
私はとてもやるせなかった。
世界から自分だけが取り残されているような気持ちにもなった。

忘れてなんかいないことを伝えたいけれど、
忘れてほしいと思っているのかもしれなくてわからなくなる。
毎日せつなくて、やるせなくても
それでもお元気で
幸せと感じる瞬間もあればいいなぁ、と心から思う。

仕事でイベントをうったとき、
その人は赤いコートで会場に現れた。
白い壁、白い床の会場に映えて
映画のように美しかった。

私はいつも自信がない。
誰にも来てもらえない
誰にも受け入れてもらえない
そんな妄想が止まらなくなる。
赤いコートと長い黒髪で駆けつけてくれたひとを、私はこれからも忘れることがない。


フライングキッズの古い歌を思い出した。

♪幸せであるように
♪心で祈ってる

あの曲、剛くんが歌ったら案外似合うかも。

逢沢りくと私

  • 2016.09.29 Thursday
  • 21:46
「猫村さん」を描いたほしよりこさんのマンガ「逢沢りく」を読んだ。
「号泣必至」とあるけど、開いてみると猫村さんタッチ。
でも泣ける。
悲しい話ではない。
悔しい涙でもない。
なのに
5人に貸して5人とも
泣いてる。
不思議なマンガ。

ところで私の近況。

ちっとも好きじゃない仕事を
仕事だからしなくちゃならなくて
しなくちゃならないなら
何とか前向きにやろうと思って
自分を騙し騙し
笑顔で奮闘してたら

穴にズボッと落っこちた。

誰かわからん知らないひとが
「いい気になってたからじゃない?」
「所詮そんな器だったんだよ」
「ガッカリしたわ」
なんて話しているのが見えてしまって(いやね、SNSって)
凹んでウジウジしてたら、

今まで遠くで見てた人や
隣に歩いてた人たちみんなが
黙って
引っ張り出してくれた。

アレがなってない
コレがそろってない
理想はそうじゃない
本来ならこうありたい
足りないものばかり数えていた。

応援してくれてるひとがいることを気づけていなかった。

「逢沢りく」を読むと
私と重なる。

錆び付いて
使い物にならないスイッチが
カチッと入ったような感じ。
開かないと決めつけていた扉が開いたような感じ。

見ているようで見ていなかった風景に気づけた感じ。

魂はいつもフリー

  • 2016.09.16 Friday
  • 08:21
これまでの私は
大きな問題を抱えると
一日中ソレばかり考えてた。

家のことでも
仕事のことでも

「あなたはあえて悩んでる。
悩むのをやめる練習をしたほうがいい。
悩んでも悩まなくても結果は変わらない」

そんなことを言われても
ウジウジくよくよしてしまう。
悩みぬくことで乗り越える力がつくに違いない、と自分に言い聞かせてたし
逃げなかった自分を褒めたりもした。

でも
最近になり
ようやく
バカらしくなってきた。

12時間も身体を拘束されてるのに
なんで残りの時間までタマシイを拘束されなきゃいかんのだ!と

朝8時に家を出て
帰宅は23時
5時半におきるためには
24時半には寝たい

仕事以外に割ける時間は限られているけれど
通勤時間には文庫を読む(ハヤカワの「熊と踊る」を読んでる)
効率よく美味しいレシピを探してはお弁当に活かし、
土日は新しいレシピに挑戦する
(クックパッドに何でも載ってる)

ワードローブに新しいアイテムを投入
(ZARAあたりでよし)
2時間あったら映画を見る
(最近はWOWOWで是枝監督特集を見直してた)
片付けや掃除のときは好きな曲を聴く時間だと思う
(Beautiful worldかけながら洗濯干すの、いい)

30分くらいあったら、
小さな目標たてる。
ここの引き出しの整理、とか
あの棚の不用品捨てよう、くらいの。
〇月号の雑誌の必要なページだけ残して棄てる、でもいい。
小さな目標でも達成できれば
「私はちゃんとやってる」気持ちになる。

眠る前、美味しかったお弁当や、
新しい服や、
休日見た映画や、
読みかけのミステリーについて思い返すことが出来るのが幸せ。

マジメに仕事はしているけれど、
仕事=私の人生の中でとても大切、なわけじゃない。
仕事の人間関係だけが私の世界ではない。

わたしを支配していいのは私だけ。
仕事の忙しさや得体の知れない不安になんか支配されたくない。
私の時間は私のために使おう、と誓う今日このごろ。

いいのか?こんな母親で。

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